イベント2016.04.22大迫力のカーアクションに驚きと笑いありの桜坂映画大学『デス・プルーフ in グラインドハウス』
4月22日(金)、那覇市の桜坂劇場ホールAにて桜坂映画大学『デス・プルーフ in グラインドハウス』の上映とトークショーが行われ、特別講師としてプロレスラーで映画監督のマッスル坂井さん、FUJIWARA、とにかく明るい安村、しずるが登壇しました。
クエンティン・タランティーノ監督のB級映画痛快オマージュ作として知られる本作に、マッスル坂井さんは「2007年に公開されたが上映期間が群を抜いて短く、他のタランティーノ作品に比べて知っている人が少ない。こういう機会にみんなで見るのにおすすめの映画」と話します。続けて「カーアクションがテーマで、変態のおじさんと女性スタントマンのアクション。でも、そこに行くまでが長い。ちょっとおしゃべり、アクション、おしゃべり、アクションっていう感じ。今日はみなさんのおしゃべりがないと成り立たない」と笑いを含みながらの見どころを紹介。登壇者からは「大丈夫!?」と不安気な声が上がるも「CGを使っていないのにカーアクションは本当にすごい!」と絶賛します。FUJIWARAの藤本敏史は「マリオぐらい?」と突拍子もない例えで笑いを誘いつつ、本作の上映が始まりました。
フィルム風に加工し、あえてレトロ感を出した作風にしていることや、タイトルにもなっているデス・プルーフは、耐死仕様車の意味など、上映中のマッスル坂井さんの解説に一同は「へー」と感心した様子でした。作品の中で繰り広げられる出演者同士のおしゃべりに「長い!」「アメリカ人のテンションはすごい」などわいわい話しながらも大迫力のカーアクションには「本当にCG無し!?」と驚きの声が上がります。作品終盤でこれまでやりたい放題な殺人鬼が一気に追いつめられるシーンでは「イケイケ!」と会場も盛り上がりをみせました。
痛快な逆転ストーリーが繰り広げられたと思った矢先、突然現れた「END」の文字に一同は「えー! 突然!?」と思わず笑いを洩らし上映後のトークショーへと移ります。
「おもしろかった!スカッとした!」というしずるの池田一真に、「びっくりした」と続くとにかく明るい安村。FUJIWARAの原西孝幸は「これ、本当に解説があってよかった」とコメントすると、藤本敏史は「でも中身がない。ギュッとしたらこの映画8分ぐらいになると思う」と終始、笑いを誘います。しずるの村上純は「ENDが出たときは笑いとツッコみと驚きがあった。タランティーノ監督はフリ幅が広い」と話し、「これはみんなでワーワー言いながら見たら楽しい」と改めて話すマッスル坂井さんに会場も納得した様子でした。