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イベント2016.04.21林遣都さんらが「ハイサイ!」とあいさつ! 話題の芥川賞作品のドラマを世界に先駆け初公開

4月21日(木)、那覇市の桜坂劇場にてNetflixオリジナルドラマ「火花」の上映と舞台あいさつが行われました。

「火花」はピース・又吉直樹原作の小説で、2015年に第153回芥川賞を受賞したことで話題になった作品。売れない芸人の徳永が先輩芸人である神谷と電撃的に出会い強く引かれ、二人の交流を通じて“お笑い”という盛り上がる世界の周辺で生きる女性たちの姿や、芸人の世界の厳しさを描いたストーリーになっており、Netflixオリジナルドラマとして初めて映像化。ドラマは6/3(金)に世界190カ国で全10話が同時配信予定となっており、今回の上映はワールドプレミア上映として3話までが公開されました。

上映後は主役の林遣都さんをはじめ、波岡一喜さん、門脇麦さん、井下好井・好井まさお、とろサーモン・村田秀亮、廣木隆一監督が登壇。話題になった小説のドラマとあり、平日にも関わらず多くの観客が詰め掛け、劇場から大きな拍手と歓声で迎えられました。

登場早々、観客から「ハイサイ!」(沖縄の方言のあいさつ)との掛け声に出演者たちは「ハイサイ!」と返すと、客席から大きな拍手が沸き起こります。主演の林さんは「今回は3話まで見ていただいたので、続きが配信される6月まで、別の映画やドラマは見ないでください」と、芸人役らしく会場の笑いを誘いました日本中で話題になった作品の主演にまさか自分が選ばれるとは思ってなかったという林さんは、「チャンスだと思い、思い切って演じきった」と強い気持ちで臨んだ事を明かしました。

本業と同じ、芸人の役を演じた好井、村田の二人は、劇中の漫才のために今までやったことが無いほどの漫才の練習をこなしたそう。その影響で村田は、自身のコンビ「とろサーモン」で舞台に出た際に、劇中のコンビ名と間違えそうになったというエピソードを告白。また、この日行われたレッドカーペットを歩いたときには、周りから「誰やねん」と言われてしまったため、この作品で知名度を上げたいと切実に語っていました。作中でも軸となる役を演じた林さん、波岡さん、門脇さんの3人は演技を重ねるうちに「3人でいるのが当たり前」のような状態になり、その時間がとても幸せで、役を超えた関係が出来上がったと語りました。

最後に林さんが「作品の最後にある“生きている限りバッドエンドはない”という強いメッセージが伝わってほしい」と語り、満席となった多くの観客に見守られながら舞台挨拶は終了しました。