イベント2016.04.24監督とよしもと芸人が楽しい掛け合いを展開!特別招待『アローン・イン・ア・ヴァリー』舞台あいさつ
4月24日(日)、那覇市の桜坂劇場にて特別招待『アローン・イン・ア・ヴァリー』の上映と舞台あいさつが行われました。
本作品は時間が止まった世界に導かれた人々の不可思議な体験を描いたスリランカ映画。上映前の舞台あいさつではブーディー・キールティセナ監督と、応援芸人のすっちーが登壇しました。偶然にも2日前に牧志公設市場でブーディー監督を見かけたというすっちー。監督に「市場で何を買っていたんですか」と聞くと、海ぶどうとチョコレートという意外な組み合わせに「海ぶどうは分かるけど…チョコレート?」と首をかしげて、「ま、きっと食べたかったんですね…」と無理やり納得して会場の笑いを誘っていました。
続いてブーディー監督が「今日は私の映画を見に来てくれてありがとう」と観客へ感謝の言葉を。おもむろに隣に立つすっちーに向かって「私とどこかで会っていますよね?」と尋ねると、「スリランカで会っています」とうなず頷くすっちー。よしもと新喜劇 映画『西遊喜』が「コロンボ国際映画祭」に出品された際にスリランカを訪問し、現地で日本のお笑いについてのワークショップを行ったとのこと。ワークショップではボケとツッこみやノリツッこみなどを教え、現地の人にも楽しんでもらえたと話し、フォトセッションではブーディー監督と一緒に「何でやねん!」のツッこみポーズで決める一幕もありました。
ブーディー監督は本作品について「予算が無かったので、映画をつくるのに7年かかりました。スリランカでは初のデジタル映画になります」と話し、「この映画は人間の心の奥にある、“見て体験したものは、実際に起きたことなのだろうか、現実なのだろうか”という疑問をテーマにした映画です。内容を説明するのは難しい。つくる方が簡単でした」と制作の経緯や思いについて語ってくれました。
最後に監督が「今日は来てくれてありがとう」と観客に再びお礼を述べて、終始和やかな雰囲気のなか舞台あいさつは幕を閉じました。