キム・ドンホ（金 東虎）Kim Dong-ho

沖縄国際映画祭 名誉顧問
釜山国際映画祭 名誉執行委員長

第8回沖縄国際映画祭、開幕おめでとうございます。
沖縄は非常に独特な琉球王国の文化を大事にしている「歴史・文化の島」です。特に第二次世界大戦期間中多くの日本人とアメリカの軍人、戦争に巻き込まれた韓国人、そして全住民の4分の1に達する人々が犠牲になった「悲劇の地」です。この島で今年第8回沖縄国際映画祭が開かれるようになったことを非常に意味深く考えています。
特に昨年は「島ぜんぶでおーきな祭」に相応しい数か所で行われたレッドカーペットが印象深く記憶に残っています。沖縄国際映画祭は「笑いと平和」をテーマに、平和を渇望する沖縄県民に「希望と勇気」をプレゼントします。
私は毎年沖縄を訪ねています。「悲劇の地」でありながら秀麗な自然、明るく親しみやすい人々と一緒に笑って、映画や芸人の演技を満喫することができているのは、世界のどこにも見られない沖縄ならではの楽しみです。
非常に厳しい状況の中でも、沖縄国際映画祭を8年間導いて来られた吉本興業の大﨑社長に尊敬と感謝を申し上げます。そして沖縄国際映画祭の関係者皆様、何よりも沖縄県民の皆さんに感謝の挨拶を申し上げます。
最後に、毎年発展していく沖縄国際映画祭にお祝い申し上げ、限りない繁栄を願っています。