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イベント2016.04.24新作1本を加えた鉄拳の心温まるパラパラマンガ! 特別上映『鉄拳の“社会を明るくする運動”with 法務省』

4月24日(日)、那覇市の桜坂劇場にて、特別上映『鉄拳の“社会を明るくする運動”with 法務省』が上映され、パラパラマンガ作者の鉄拳と法務省職員、「社会を明るくする運動」のイメージキャラクター“更正ペンギンのホゴちゃん”が登壇しました。

この運動は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動で、昭和26年に始まり本年で66回目の年を迎えています。この運動に賛同した鉄拳が新作パラパラマンガとして制作。過ちを犯した少年が保護司や地域の方々に温かく見守られながら立ち直っていくストーリーで、総枚数1104枚の大作となっています。

開場ギリギリに駆けつけた鉄拳は、「タクシーで向かったけど、車内で運転手さんが“島ぜんぶでおーきな祭”について詳しく教えてくれたけど、ぼくは全部知っているんだよね…」と戸惑ったエピソードを話すと会場から笑いが起こります。これから上映される既存の5作品について触れます。「『振り子』という作品は、世界的に有名なアーティストであるMUSEの公式MVに使われ、海外風な風景とかに苦労しました。1秒で6枚書くので、2カ月かけて1500枚書きました」と制作の苦労を語ります。「パソコンでは書きません。手書きの温かさを出して、パラパラマンガ特有の“雑”さがいいところです」と、作品に対しての強いこだわりも見せてくれました。

新作については、「法務省が行なっている運動を最初は知りませんでした。でも、更正するうえで国にはいろんな制度があることを知りました。それをみんなに知ってほしいと思います」と、作品に対する熱い思いを語ります。新作に関しての苦労としては、「保護司という仕事がどんな活動をしているのか調べるところから始まりました。保護司は特別な資格はなく、すべてボランティアで成り立っています。更正するまで何度でもちゃんと付き合ってくれます」と話し、全国では48000人の保護司がいることに会場からは驚きの声が上がっていました。

最後にこの運動に対して法務省職員から、平成28年2月に総理官邸で開催した“立ち直りを支える方々と語る会”における安倍晋三内閣総理大臣からのメッセージを加えたスポットCM動画として、7月の「社会を明るくする運動」強調月間を中心に、地方テレビ局、街頭電光掲示板、スポーツ競技場などのオーロラビジョンで公開予定だと告知しました。「一人でも多くの人にこの活動を知ってもらいたい」という願いを込め、舞台あいさつは幕を閉じました。