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イベント2016.04.22殴るシーンは一発OK! ゴリが沖縄高校野球の名将、栽弘義監督を熱演

4月22日(金)、那覇市のシネマQにて『沖縄を変えた男』の舞台あいさつが行われ、ガレッジセールのゴリ、岸本司監督、田中永一さん、山城智二さん、とにかく明るい安村他、出演者の皆さんが登壇しました。なぜか、とにかく明るい安村がいつものパンツ姿で出演者よりも先に登場すると、会場は大爆笑に包まれました。「僕(作品に)出てましたっけ?」と、とぼけたコメントも飛び出しましたが、実は、小・中・高校と野球少年だったということで、舞台挨拶を盛り上げる応援隊長としての参加でした。

『沖縄を変えた男』は、沖縄水産高校を2回の甲子園準優勝に導いた故・栽弘義監督の生き様をモデルに描いた物語。この日作品を客席で見ていたゴリは「偉業を成し遂げた栽監督を演じられて光栄。全国的にも有名な栽監督だけに、プレッシャーはあったが今は充実感でいっぱいです」と感慨深げに語っていました。また「殴るシーンが多くて手が痛くなるほどだった。ただ、沖縄県民が全国で戦うためには必要だった暴力だとも思った」と撮影を振り返っていました。

岸本監督は「リアリティを追求するために、出演している野球部員のみなさんにはきつい練習をさせ厳しくもしたが、好きなものに情熱を捧げる姿が実感できました。また、現場では、ゴリさんに栽監督が乗り移ったかのような演技でとても助かりました」とゴリの演技を称賛しました。

山城智二さんは出演者の熱演に感情移入しすぎて、先日、ピッチャーを演じた田中永一さんに「ひじ大丈夫?」と聞いてしまったエピソードを披露し会場を笑わせ、その田中さんは「沖縄にすごい指導者がいたということを多くの方に伝えたいと思います」と緊張した面持ちで語りました。

「苦しみから逃げずに頑張れば、その先には幸せがある。明日への力がもらえる作品になっているので、ひとりでも多くの方に見てもらえることが、出演者全員の喜びです!」とゴリ。「本物の瞬間が撮れている作品になっていると思います。ラストのゴリさんの涙は、沖縄の戦後から解き放たれた瞬間かもしれません。県民のみなさんにはもちろん、全国のみなさんに見て頂きたいです」と、岸本監督が作品への思いを語り、舞台あいさつを締めくくりました。